1.17 逗子海岸の流鏑馬(第18回)

(1)日 時 :2009年11月22日、 場所:逗子海岸


(2)概 要

流鏑馬と言えば鎌倉八幡宮で行われるものが有名ですが、じつは神奈川県内ではかなり各地で行われており、逗子の流鏑馬もその一つです。鎌倉幕府の記録書「吾妻鏡」によれば、1199年源氏の二代将軍頼家が小壺の海岸で弓馬の達人を集め「笠懸」(笠懸は流鏑馬と同じように馬上から的に向かって矢を射る騎射の一種、形式を重んじ儀式的な流鏑馬に対して、笠懸はあまり形式にとらわれず武士が武技として競い合う方式)を行ったとの記述が残されております。当時の小壺は地理的に逗子海岸であることから、毎年流鏑馬行事が逗子海岸で行われており、今年で18回目になります。
鎌倉八幡宮の流鏑馬はあまりにも有名になりすぎ、見物客が多く十分見学することができない状態です。その点逗子の流鏑馬は広い海岸を使うため、ゆったり十分堪能出来ます。今回馬を全速力で走らせ的を射る勇猛な射手の姿を写真に捉えようと見学に行ってきました。
 なお、この流鏑馬神事の演者は有名な武田流弓馬会の皆さんです。
(また、このHPの「.湘南四季点描」の2
.2項に2年前(第16回)に行われた逗子の流鏑馬を記載しております。興味のある方は合わせご覧下さい。)


      * 下にスクロールすると写真がご覧になれます

広々とした海岸を使って行われる
演者の皆さん
古式通りの射手装束(武田流)
女子射手も参加
古式通りの三つの的(一尺八寸四方)をねらい次々と射つ奉射

径三寸の土器を的にした競射
イザー、 的中!
小さな的を的確に射貫く射手
広々とした海岸で馬も走りやすそう
凱陣の式(終わりの儀式)

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