1.24 韓国写真紀行
    −−−ソウル近郊てくてく歩き−−−


1).日 時 : 2010年10月24日〜27日

(2).場 所 : 韓国・ソウル特別市および水原市


3).概 要

 今回昔の同僚と秋深まる韓国・ソウル近郊の史跡や市場を気ままに歩いてきました。私にとって韓国へ行くのは5年ぶり、ソウル近郊を気ままに歩くのは約10年ぶりです。昔、仕事の関係で韓国には数多く訪れており、休日にはソウル近郊の史跡や市場、好きな骨董店周りなどをよくしました。そして急激に成長・変化する街のダイナミズニ触れ、刺激を受けておりました。当時停滞する日本の情勢と比べ将来手強い競争相手に成長するのではと、期待(?)もしておりました
 今回ソウル中心部と近郊の水原市(ソウルから南に電車で約1時間、史跡や最先端の電子機器工場があり、近年ソウルのベットタウンとして急変貌している)を、韓国に疎遠であった昔の同僚と気ままに”てくてく歩き”をして廻ってきました。私にとっては10年ぶりの昔辿った懐かしい道でもあります。その変貌ぶりの一端を写真に納めました。



   * 下にスクロ−ルすると写真がご覧になれます

写真.1        ソウル中心部、市庁前の街並み(囲いの中がソウル広場)
近くG20サミットが開かれるため街並みは工事中が多い。G20に向けていろいろなキャンペ−ンが行われている
写真2.      街並みのしゃれた銅像 (ソウル中心部)
写真3.   世宗大路に建つ李舜臣将軍像
この後ろに建つ世宗大王とともに韓国の最も親しまれている二大英雄である。
   李将軍は豊臣秀吉が攻め入った(いわゆる文禄・慶長の役)時、水軍を指揮し豊臣
  軍を撃退した。韓国にはその他日本の過去のいろいろな傷跡が多く残されている。
写真4.   世宗大王像(世宗文化会館前)
朝鮮王朝・第4代国王でありハングル文字を誕生させた
写真5.  世宗大路から光化門を望む
写真6.  景福宮の正門・光化門 (朝鮮王朝様式の堂々たる楼門)
何度かの戦火にあい、復元された。  この光化門を入り景福宮前の広場には旧日本の総督府の建物が建てられた。
その建物は1995年まで国立中央博物館として使用されていた。そのご取り壊され、朝鮮王朝時代の配置に復元された。
写真7.  景福宮の前広場では当時の衛兵の交代式を再現したパフォ−マンスが行われていた
写真8.  王宮の衛兵交代式の様子
衣服や旗がカラフルで美しい
写真9.  光化門前での王宮の衛兵交代式の様子
写真10.  王宮の衛兵交代式の様子
韓国ドラマを見ているようだ
写真11.  王宮の衛兵交代式の様子
景福宮の背後にある三角状の山の下に韓国大統領官邸・青瓦台がある
写真12.    景福宮の内部(玉座)
写真13.    景福宮の韓国伝統様式の屋根
写真14.  伝統衣装の中学生(名門女子学校が多い景福宮周辺)
最近は洒落た制服が多く、伝統衣装は少ない
写真15.   韓国伝統家屋の街並み(北村)
地方でも白壁に瓦の伝統家屋は少なくなっている。残っているのはほとんど
観光用に整備された家屋である。若い人たちは高層アパ−ト志向である。
写真16.   門に張られた祈願紙(北村)
韓国では縁起のいい言葉や幸福祈願の言葉を書いた紙を門扉に貼り付ける習慣がある。立春には「立春大吉」など。
写真17.   豊かな緑におおわれた「宗廟」
朝鮮王朝の歴代の国王と王妃をまつった廟である。この宗廟と景福宮も
かって豊臣秀吉軍の乱によって焼失し、再建さらた歴史がある。
写真18.  壮大な宗廟
写真19.    整然とした宗廟内部
写真20. 水原市の「華城」の正門にあたる八達門(南門)
華城は朝鮮第22代正祖大王によって築城された。周囲の地形を生かした城壁に囲まれ
ている、いわば城郭都市である(世界遺産に登録)。 約2時間で城壁を廻ることができる。
写真21.   長々と続く城壁
城壁内部は高層が規制されているため昔の面影が残る。10年前は
丘陵であった城壁外には高層アパ−トが立ち並び大きく変貌している
写真22.    地形を生かした城壁
写真23.  華陽楼
小高い八達山の頂上にある監視用の楼。城壁沿いには一定間隔に
防御用の櫓・楼が設置されており、幾何学的な美しさを備えている。
写真24.     楼の壁面
写真25.  華西門
写真26.   華虹門(北水門)
美しさと堅牢さ備えた華城の代表的な門。特に春の花に囲まれた景観は素晴らしい。
写真27.  華城行宮
城壁内にある行宮殿、大王が老後を過ごすために作られたため規模が大きい。
日本植民地時代に取り壊されたが、その後復元されている。
写真28.    漢江夕照(1)
ソウルを南北に流れる象徴的な大河「漢江」、 ヨイドからソウル中心部に渡る麻浦
大橋の上より夕景を撮った。前方の高層ビルは韓国一高い「大韓生命63ビル」である。
写真29.    漢江夕景(2)
空港からソウル中心部に向かうとき、対岸の高圧ナトリウムランプに照らされた川沿いの高速
道路を目にする。いつも深夜まで多くの車が行き交い、韓国のダイナミズムをまず感じさせる。
写真30.     東大門(ソウル)
ソウル4大門の一つで国宝第1号に指定されている。
写真31.     ライトアップされた東大門(ソウル)
写真32.    整備され甦った清渓川
都市河川の清渓川は朝鮮戦争以後埋め立てられ高架道路が設けられていた。その下には露天が道路に
はみ出るほど並び、雑多な品物が並び売られていた。それを現大統領がソウル市長時代に指導力を発揮し
清渓川を甦らせ、ソウル市民の憩いの場に変えた。   これが大統領選に有利に働いたと言われている。
 現在も両岸には新旧専門市場が並び、あらゆるジャンルのものが扱われている。  私の好きな市場である。 
写真33.    夜は噴水などライトアップされた清渓川
写真34. 明洞地区の街並み(1)
ショッピング街は若者と観光客で夜遅くまで混雑している。
写真35. 明洞地区の街並み(2)
日本人めあての店には注意が必要である
写真36. サムソン「Leeum」美術館(ソウル漢江津)
サムソンの創業者・李氏が収集した古美術品をもとにし、それに現会長の現代美術の収集品を加え展示している。
特に古陶磁器の収集品は国宝級も多く見応えがある。   今回韓国の青磁・白磁の陶磁器を見るため訪問した。
写真37. サムソン「Leeum」美術館(ソウル漢江津)
正面屋上に展示されている巨大蜘蛛が目を引く


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