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142.大磯海岸の左義長
 
(1)日時・場所 : 2024年1月14日、 神奈川県大磯北浜海岸
(2)概要
  大磯町の海岸で毎年夜に行われる新春のイベント「左義長」を見学し、写真に収めました。この大磯の左義長は江戸時代より行われており、その歴史と規模の大きさから現在では国の重要無形民族文化財に指定されています。
左義長は地方によっていろいろな呼び方がされているようですが、神奈川県では、セエトバライ、どんど焼き、だんご焼きなどと呼ばれており、広く各地で行われております。私は子供の頃にだんご焼きと呼び、母親が作ってくれた色とりどりの団子を柳の枝に通し、これを神社で焼く、この祭事を楽しみにしていたことを懐かしく思い出します。
大磯の左義長は、大磯の下町といわれる北浜海岸沿いの9地区合同で行われており、小正月の家内安全、無病息災を願って行われる道祖神の壮大な火祭です。夜6時半に正月飾りを集めた高さ7~8m以上に積み上げられたサイト(斎灯)と呼ばれる9基の円錐状の藁山に一斉に火が入れられる大規模なものです。また大磯の左義長は、厄払いの祭事として褌姿の男衆が手作りのそりに載せた疫病神を引き海に入る「ヤンナゴッコ」と言う不思議な祭事が行われています。
*下にスクロ-ルすると写真がご覧になれます
3.大磯の左義長(国指定重要無形民俗文化財) 
大磯の北浜地区で古くから続く、家内安全、無病息災を願って小正月に行われるセエノカミサン(道祖神)の壮大な火祭に行ってきました。今回で2度目です。寒風吹く中の撮影でしたが、その迫力を楽しむことが出来ました。
 
写真1:下町通りの道祖神 
 
 
 
写真2:北浜海岸に並ぶ9基のサイト
高さ7~8m 
 
 
 
 
写真3: 9基のサイト へ一斉に点火
 
 
写真4: 強風に吹かれ一気に夜空へ燃え上がる 
 
 
写真5: 舞い上がる炎と灰燼を浴びて 
 
 
写真6: 北浜を赤々と染め燃え上がる9基のサイト 
 壮大な火祭りです。遠く相模湾沿いからも見ることが出来ます
 
写真7: フィナーレ・・・じっとサイトを見守る町の人々 
 
   
写真8: 奇祭「ヤンナゴッコ」 
火炎がサイト頂上に達するとこの奇祭が始まります。豊魚を願い、怨霊、疫病神を押し込めた仮宮をそりに乗せ海に引き入れ退治する儀式のようです。褌姿の男衆が寒風の中を儀式に則り行われます。まさに奇祭です。 
 
 
写真9: 奇祭「ヤンナゴッコ」  
 
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