1.32  秋の展示会出品作品(写真、陶芸


1.概要

秋も深まり、芸術の秋になりました。街のあちこちで展覧会が開催されているようです。私も趣味で実施している写真と陶芸の倶楽部が近々展覧会を実施いたします。本格的に始めてまだどちらも5年足らずで、出来上がった作品を自己満足しているレベルです。最近はややマンネリ化していると自己反省しております。そんな中、一年に一度展覧会に仲間と出品するというのはいい意味で刺激になり、創作意欲を刺激してくれます。今年もこの秋の展覧会に、写真作品3点、陶芸作品3点を出品いたします。まだまだ人様にお見せできる作品レベルではありませんが、皆さんに批判頂き次のレベルアップにつなげていきたいと考えております。   以下に出品の概要を記します。


2.開催場所
  (1)写真展・・・「フォトクラブ・ベアーズ写真展」
    ・日 時: 2011年10月25日(火)~10月30日(日)、10時~17時
    ・場 所: 鎌倉生涯学習センター地下ギャラリー(鎌倉駅東口前2分)

  (2)陶芸展・・・「第2回きらく展」 

     ・日 時: 2011年11月3日(木)~11月6日(日)、10時~16時30分
    ・場 所: 横浜山手西洋館「エリスマン邸ギャラリー」 (横浜山手元町公園内)

 

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3.出品作品
 3.1 写真作品

   以下の三点(テーマ作品1点、自由作品2点)を出品いたします

  
・テーマ作品「音の世界」
    
 作品名:「海面を染める花火
           ・撮影場所:逗子海岸、 作品サイズ:4PW、デジタル撮影

撮影者のコメント  
ドーンと打ち上げ音とともに海面を鮮やかに彩る状景を狙い、うち上場近くの海岸に陣取りシャッターを切った。 

   自由作品1
     作品名:「朝雲舞う剱岳」

         ・ 撮影場所: 立山連邦別山稜線、  作品サイズ:4PW
デジタル撮影
                

撮影者のコメント 
晴れた日の剱岳、その端整な山容はロダンの彫刻を見るようだ。 しかしこの山は雲に覆われた山容の方が似合うように思う。 

  自由作品2
     作品名:「氷河を抱く山」

         ・ 撮影場所: フランス・エクラン国立公園のラ・メイジュ、  作品サイズ:
半切、
           Velvia100(RVP100) を使用したPosi撮影(ポジフィルムをフィルムスキャナーでデジタル化)

撮影者のコメント  
フランスの名峰ラ・メイジュ(3983m)、その山腹をトレッキング中に山を見上げると大きな氷河が覆い被さるように頭上に迫る。そのボリューム感には圧倒され、しばし見入ってしまった。

 3.2 陶芸作品
   今回は 「青磁に魅せられて・・・・青磁の器あれこれ」 という自己表題を付け、青磁釉を使用して作陶した以下の3点を出品いたします。


   作品1
       ・作品名:「青磁呉須モミジ葉吹き墨大皿」
             ・製法・・・ 土:赤土、成形:紐積み上げ技法、下絵:呉須紅葉葉吹き墨、釉薬:青磁釉、焼成:還元

作陶者のコメント
直径29cmの大皿に複数葉の紅葉葉を吹き墨技法で下絵を描きアクセントとしました。彩色は赤土と青磁秞を組み合わせたときに出る特有の渋い表色を狙った。外縁を締めるために弁柄で線描したが発色不十分であった。




   作品2
      ・作品名:「青磁呉須山文抹茶茶碗」
            

          ・製法・・・ 土:もえぎ土、成形:手び練り技法、下絵:呉須山文様書き、釉薬:青磁釉、焼成:還元

作陶者のコメント
使用土との組み合わせで青磁の秘色を求めた作品です。もえぎ土と青磁秞の組み合わせで鮮やかな青磁色を表色でき、呉須下絵も鮮明に再現できることを確認した作品です。ただこの青磁色の彩色は色相を大きくずらせるが昔の作陶家が求めた、いわゆる「青磁の秘色」とはやや異なり深みが欠けているように思われる。

 





   作品3
     ・作品名:「高麗青磁花文瓶」

             ・製法・・・ 土:信楽白土、成形:紐積み上げ技法、下絵:呉須・色絵の具草花文様、釉薬:高麗青磁釉、焼成:還元


作陶者のコメント
新しい高麗青磁秞と信楽白土の組み合わせによる青磁の秘色を求めた作品です。朝鮮陶磁に多く作られた小瓶を題材にし、印刻と呉須絵を描き高麗青磁秞をずぶ掛けし、小瓶を制作した。この青磁瓶の彩色はやや黄色を帯びた表色となり、初期の高麗青磁の表色に近いものとなった。土の鉄分のほのかな発色は制御しにくいが表色範囲を広げてくれる。




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