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1.75 2016年私のベスト作品20

 −−写真と陶芸作品−−

1.概要
年末ですので例年通りこの一年を振り返り、写真と陶芸作品の中から手応えのあったものや印象の強かった作品20点(写真16点、陶芸4点)を選び出してみました。
写真作品は今年も、富士山や桜、夕景、山岳写真、古刹風景など自然風景を主なテーマにして取り組みました。山岳写真は今年も夏に写真撮影を目的に八方尾根から唐松岳への登山をしました。後立山連峰と剱岳・立山連山の夕景や朝の明け行く山並みを撮ろうとするものです。
また晩秋の11月下旬、伊勢から今年も奈良・大和路を歩いてきました。奈良はまさに歴史の宝庫であり、路傍にはあちこちに社寺や遺跡、古墳が点在しております。我が国のルーツに思いをはせ、卑弥呼伝説をめぐるロマンの旅を堪能しながら晩秋の彩りを撮りました。特に今年は奈良の代表的な山・二上山を登ってきました。

陶芸作品は、今年も引き続き作陶過程の偶然の産物で現れる窯変「景色」に注目した作品作りを致しました。ライフワークである青磁の器について更に土と釉薬の組み合わせに下絵を加えて作陶しました。これらの中から4点の作品を選びました。今年は陶芸の奥深さに少し入り込むことが出来たかと思っております。

しかし写真も陶芸も振り返ってみますとまだまだ未熟さを痛感します。思い入ればかりが先走り、まだ作品は空回りしているようですし、なんと言っても自分のカラーが出し切れていないように思います。これらの反省を踏まえ新年は多くの課題に向かってもう一歩前進したいと考えております。特に写真はデジタル色彩処理にもう一歩深く入り込み研鑽したいと考えております。また外部コンテストへの応募も検討して行きます。


    *下へスクロールすると写真がご覧になれま


2.作品

 2.1 写真作品

A.冬の作品
・冬富士を撮る・・・新春の富士見撮り、これはここ数年続けている私の年中行事です
作品1: 元旦の富士見景色
逗子の丘陵より
作品2: なごり紅葉と富士
2016年1月逗子資料館付近
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鎌倉・長勝寺寒中修行・・大国祷会厳修を撮る(4枚組写真)−−−2016年2月、鎌倉長勝寺
100日間の荒行を続けてきた修行僧がこの日長勝寺で最後の水行を行い満願を果たす成満祭です。この厳粛な修行に惹かれ昨年に引き続きの撮影です
作品3−1: 作品3−2:
作品3ー3: 作品3−4:
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作品4: 凛と咲く白木蓮
2016年3月、鎌倉・円覚寺
円覚寺仏日庵の白木蓮、普段訪れるときは気にもとめられぬ木です。しかし3月の中旬になりますと真っ白な花々を空高く咲き広げ、仏閣に対峙し凛とした姿で存在感を示します
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B.春の作品
・桜と富士を撮る
作品5: 桜と富士
    2016年4月、南箱根   
春霞の中に山桜と富士のある風景、日本の源風景に出会いました
作品6: 春・湘南の海夕彩
 2016年4月、逗子の丘陵より
作品7: 川面の花見
2016年4月、横浜・大岡川
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・鎌倉八幡宮・改修された段葛の通り初め
    ・・・中村吉右衛門丈の奉納舞・・・
を撮る、 2016年3月30日

作品8−1
作品8−2 作品8−3
祝奉の舞・・演目「永年の舞」の一コマ
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・紫陽花を撮る(2枚組写真)
5月の紫陽花、この時期の紫陽花は淡い彩りが日一日と変わり、まさに自然の造形美を呈します。
作品9−1
2016年5月下旬
作品9−2
2016年5月下旬
−−−***−−−
C.夏の作品
作品10: これぞ湘南の花火風景
2016年6月、逗子市花火大会
暮の光を最大限に生かし、背景に江ノ島、富士山の場景を取り込みました
−−−***−−−
・山岳写真−−−私の写真テーマの一つに山岳写真があります。毎年行っている夏の北アルプス山行、今年はアルプスらしい高山の展望が利き、朝夕の山並みを撮ることが出来る八方尾根、唐松岳周辺を選びました。夏らしい天候で朝夕の山岳風景を堪能できました。
作品11: 盛夏の登山路・・・ホワイトホール 
      
2016年8月、八方尾根丸山ケルン
作品12: 朝陽に輝く雲海
   
2016年8月、八方尾根
雲海の下が安曇野平です
作品13: 朝陽・・竜巻のような黒雲の輝き
  2016年8月、唐松岳稜線
作品14:  雲間に浮かぶ剱岳・立山連峰の山々
  2016年8月、唐松岳稜線
朝陽に輝き、浮かび出る山容は荘厳さがあります
−−−***−−−
D.秋の作品
・晩秋の伊勢・大和路を撮る−−晩秋の伊勢・奈良の風情を味わいながら神社仏閣・古墳巡りをしました
作品15:  秋彩染まる清流・五十鈴川
2016年11月、伊勢神宮内宮・宇治橋
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・秋彩に色付く奈良の古刹を撮る(5枚組写真)
作品16−1: 秋彩に包まれる初瀬の里・長谷寺
        2016年11月、長谷寺登廊・上部
作品16−2: 長谷寺秋の彩り
 
 2016年11月、本堂懸造り舞台より
作品16−3: 秋彩輝く本堂
        2016年11月、長谷寺本堂
作品16−4: 古刹秋彩
2016年11月、正暦寺境内
作品16−5:  古刹客殿秋景色
 2016年11月、正暦寺福寿院客殿
代表的な古刹客殿の自然風形式庭園です。四季折々の景色が庭を演出するように作庭されています


 2.2 陶芸作品 

・今年は作陶過程の偶然の産物である窯変「景色」に着目した作品とライフワークの青磁の作品など4点を選びました
作品17:  青白磁抹茶茶碗
・土:伊賀土・紐積み上げ手び練り法、・釉薬:青白磁釉、ずぶ掛け・還元焼成
・伊賀土と釉薬によるほのかな赤味を帯びた窯変を狙いました
作品18:  青白磁輪花鉢
・土:伊賀土・紐積み上げ手び練り法、・釉薬:青白磁釉、ずぶ掛け・還元焼成
土と釉薬の組み合わせによる窯変(ご本手)出現を狙いました
作品17、18の比較写真:
作品17と作品18は窯変の表色が微妙に異なります
作品19:  青白磁呉須染付皿
・土:信楽白、・タタラ手法、呉須とイッチン下絵描画、・釉薬:青白磁釉、ずぶ掛け・還元焼成
多様な下絵技法を施した青白磁タタラ皿
作品20:  鼠志野鉄絵中鉢
土:モグサ土・紐積み上げ手び練り法、紅殻下絵・釉薬:鼠志野釉、ずぶ掛け・還元焼成
北斎の富嶽三十九景「神奈川沖浪裏」風の大胆な鉄絵とモグサ土独特のご本手の景色とを組み合わせた鼠志野鉢です


3.付録
我が家の「季節の生け花」, 師走の彩りです。

付録写真1:  季節の生け花
付録写真2: 季節のリース(その1) 付録写真3: 季節のリース(その2)


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