2.26 初秋の古都鎌倉の風情を楽しむ
         −−月あかりコンサート「屏風絵巻き・花鳥風月」−−



1.日 時 :2011年9月3日(土)、18時30分開演
  場 所 :鎌倉宮(大塔宮)


2.概 要

鎌倉では秋になるといろいろな催しが行われます。初秋のトップをきって鎌倉芸術祭の関連行事として行われました鎌倉宮の ”月あかりコンサート「屏風絵巻・花鳥風月」” へ行ってきました。当日は丁度12号台風が四国に上陸した日で、その余波を受け前日から時々雨模様で天気予報もくるくる変わる状態でした。鎌倉宮関係者も一度は開催延期を考えたようですが、最後は神頼みで開催を決断したようです。
この月あかりコンサートは今年で3回目の開催です。月あかりの下、鎌倉宮の拝殿と杜を舞台とし映像・照明クリエータの演出デイスプレイの中で一流の演者が一体となって演奏を繰り広げる、大変意欲的なコンサートです。多くのフアンがいるようです。前々から照明や色彩に多少係わった者として是非参加したいと思っておりました。
今回の出演者は、琴:馬場信子、尺八:善養寺恵介、映像空間演出:川村有の諸さんというそうそうたる皆さんです。
なお、入場料の一部は、今回の地震の復興義援金として被災地へ届けられるとのことです。


     ・なお、BGMは馬場信子さんの9月1日発売のNewCD「花」より、当日演奏された曲目「梅」を引用させていただきました

    * 下にスクロールすると写真がご覧になれます


写真1  :  前拝殿が特設ステージ
明るいうちから多くのフアンが集まっている
写真2: 会場を包む鎌倉宮の杜
周りの木々に囲まれ秋の静かな境内、台風の余波など感じられない
写真3: 拝殿ステージ上の屏風絵巻
コンピュータ制御されたプロジェクターにより屏風風のスクリーンにCG映像の屏風絵巻が投影される
写真4:  演奏の様子(
演奏曲目に合わせ雅な屏風絵巻が展開され、音と映像のハーモニイで古の雅を演出
写真4:  演奏の様子(
馬場信子さんの繊細な、また時に力強い琴の音が杜に溶け込むように奏でられる
写真5: 会場の様子(1)
心配した台風の影響もなく、むしろ涼しい初秋の一夜を遠い古の風情を思い浮かべ聞き入る
写真6: 会場の様子(2)
拝殿もCG映像でライトアップされ、会場の雰囲気を盛り上げている
写真7: 会場の様子(3)
写真7: 会場の様子(4)
鎌倉宮のシンボル、獅子頭も聞き入るがごとく鎮座
写真8:  演奏の様子(
馬場信子さんの演奏:17弦琴など大小の琴を引き分け、ご自分で作曲された鎌倉縁の曲目を数多く演奏してくれました
写真9:  演奏の様子(
善養寺恵介さんの演奏:尺八の代表的な曲目「虚空」、「六段の調」など古の響きを再現し、時代を超越した情愛を奏で魅了させてくれました
写真10:  演奏の様子(
写真11: 会場の様子(5)
最後のアンコールでは有名な「春の海」を力強く共演し、会場を魅了して大喝采を浴びました
写真12: 会場の様子(6)
写真13:  演奏を終えて
写真14:閉宴・・皆なさん満足そうな足どり
写真15:  鳥居上の三日月
帰宅時、鳥居上には三日月が照り、まさに「月あかりコンサート」となりました。
神頼みに台風も退散のようです。・・・よい演奏会に参加でき関係者に感謝、感謝です。


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