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2.71 秋の海を彩る光絵巻
--2019年逗子花火大会--
1.日 時: 2019年9月27日
天 候: 晴れ、海風弱く視界は良好
撮影場所: 逗子海岸・・・打ち上げ台船より約300mの護岸
2.概要
毎年湘南のトップを切って開催されてきた逗子の花火大会、市の財政難より開催が危ぶまれていましたが多くの関係者の支援と理解により9月に開催となりました。
私は例年、花火大会は自宅近くの高台より団扇片手にのんびりと見物してきました。しかし、数年前打ちあげ場近くの海岸でその迫力ある打ちあげを見物し、違った花火の魅力を発見しました。特に打ち上場近くの海岸での花火見物は、打ちあげ時の胸に響く裂音と硝煙、明々と海面に映し出される彩り、これらが一体となってその花火の造形美が作られていることに気づき、花火の魅力が倍加しました。今年もこの醍醐味を写真で少しでも引き出し記録できればと考え、打ちあげ場近くの護岸にカメラと三脚を携え光絵巻を撮りました。
近年の花火は、花火師の火薬調合技術の進歩と打ち上げの電気制御技術の使用により花火を光の空間演出レベルまで引き上げており、観る人に大きな感動を与えています。花火は色も輝度も形状も動的に変化しており、その花火の空間演出が我々見物者に感動を与えているものと思われます。
しかし花火の発色は基本的には金属元素*の炎色反応であり、個々の発光物資の配合・配置によって花火の微細な色彩変化が演色されるように組み立てられています。観る人はそれを無意識に感じとっているものと思われます。そこで今年は特に花火の色に着目し、その一瞬を切り撮って、その微細な炎色表現の一端を覗いてみました。
*注:厳密にはその他に分子発光や高温発光などあり、それらが組み合わされています
さて今年はどの程度花火の奥深い魅力を引き出すことが出来ましたか・・・・?。 以下ご覧下さい。
*下へスクロールすると写真がご覧になれます
1.打ち上げを待つ逗子湾 |
写真1: 秋雲彩る相模湾夕照・・・逗子湾より |
写真2: 打ち上げ台船浮かぶ逗子湾 |
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2.夜空を彩る光絵巻 |
写真3: 打ち上げ開始 |
写真4: 薄明の打ち上げ |
背景は 披露山丘陵 |
写真5: 創作花火 |
写真6: 創作花火(2) |
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*花火の繊細な炎色模様を切り撮る |
写真7: 繊細華麗な彩り |
個々の線条も綺麗な彩色を示している |
写真8: 繊細華麗な彩り(3) |
彩度・明度の変化も取り入れて演色 |
写真9: 繊細華麗な彩り(4) |
線条の末端も微妙な色変化 |
写真10: 繊細華麗な彩り(5) |
絵の具で描いたような演色再現 |
写真11: 繊細華麗な彩り(6) |
色と造形美が見事である |
写真12: 繊細華麗な彩り(7) |
写真13: 繊細華麗な彩り(8) |
海面に映り込む微妙な色合いも魅力です |
写真14: 繊細華麗な彩り(9) |
写真15: 繊細華麗な彩り(10) |
発光しにくいブルーも綺麗に演色 |
写真16: 豪華絢爛に |
写真17: 豪華絢爛に(2) |
写真18: 豪華絢爛に(3) |
写真19: 轟音を轟かせ |
七色近い表現が可能のようだ |
写真20: 天空一杯明々と(フィナーレ) |
高温発光体の使用で迫力ある高輝度白色を演出 |
写真21: 余韻 |
観る人の興奮を静めるような演出感 |
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3.感謝 |
今年も昨年と同様すばらしい花火でした。年々の進化が感じられ十分堪能できました。 また会場整理等に多くのボランテイアの方々が汗を流しており、お礼申し上げます。 関係者に感謝、感謝です! |