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279. 2021年湘南桜巡り
---鎌倉の古刹、山笑う逗子・葉山の山桜---
1.概 要
毎年この桜の季節には近在の桜の名所へカメラ片手に桜巡りをします。今年は2月、3月に気温上昇が続き例年より大幅に早く開花宣言が出ました。通常ならば待ちに待った開花情報をもとに近在の桜の名所や鎌倉の古刹巡りをするところですが、コロナ禍で今年も自粛です。しかし庭の黄梅の咲き具合など見て時来たりと、近在の山桜巡りと鎌倉へは人出の少ない時間やコースを選び駆け足での古刹巡りをしました。
早春の逗子・葉山の丘陵はまさに山笑う季節(注1)です。芽吹き始める早春、逗子では”桜山”の地名が示すように周りの山々が色とりどりの山桜色に染まります。一本一本の山桜(注2)がその存在感を主張するかのように個性豊かな彩りで咲き競います。山桜の魅力はなんと言っても一本一本の個性豊かな色合いと、咲き始めから日々徐々に変化して行く色調変化かと思います。
実はこの逗子桜山に長く住みながらこの山桜の魅力に気づいたのはリタイア後です。桜の園芸種ソメイヨシノと比較すると日本画と油絵の違いのように感じます。今年もこの山桜を撮ってみました。
注1:歳時記によりますと北宋の画家の「春山澹冶にして笑うが如し」からきており、春の山の明るい感じを言うと記しています。
注2:ヤマザクラという名称は桜の固有種の学名です。ここで使う山桜は山に咲く桜種(ヤマザクラ、オオシマザクラ、オオヤマザクラ、ウバヒガンザクラ、マメザクラなど)の総称として使っています。
2.日 時・場 所
(1)日 時: 2021年3月中旬~下旬
(2)場 所:
A. 鎌倉の古刹巡り
・円覚寺・・・仏日庵の白木蓮
・八幡宮、妙本寺・・・桜
B.逗子・葉山の丘陵
・自宅近くの逗子桜山及び葉山町長柄の山桜
*下へスクロールすると写真がご覧になれます
1.古刹・春の息吹 |
・円覚寺仏日庵の白木蓮 |
写真1:円覚寺門前 |
写真2:白壁続く仏日庵への参道 |
私の好きな参道です。コロナ禍で参拝者少なく独り占めです。 |
写真3: 春を待つ方丈庭園 |
写真4: 仏日庵門前 |
写真5: 凜と咲くハクモクレン |
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2.古刹春爛漫 |
2.1鶴岡八幡宮 |
写真6: 二の鳥居 |
写真7: 段葛の桜並木 |
写真8: 春爛漫の源氏池 |
写真9: 春爛漫の源氏池(2) |
写真10: 春爛漫の源氏池牡丹園 |
写真11: 春爛漫の源氏池(3) |
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2.2妙本寺 |
写真12: 二天門前・春の彩り |
写真13: 祖師堂前・桜と海棠の競演 |
写真14: 艶ややかなカイドウ |
写真15: 春爛漫を楽しむ上人様 |
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3.逗子・葉山丘陵の山桜 |
この時期、逗子葉山の丘陵は地名「桜山」が示すごとく色とりどりの山桜が咲き競います。まさに山笑う季節の到来となります。今年は気温の大幅な上昇を受け早く咲き始めました。しかしよく観察すると木々により咲く時期が例年よりバラツキが大きく、品種の多様性が影響しているようです。 |
写真16: 逗子葉山丘陵の山桜 |
春霞と山桜、なかなか趣があります |
写真17: 逗子葉山丘陵の山桜(2) |
晴れた日は油絵のごとく個性豊かな彩りを主張する山桜、これも魅力です |
写真18: 逗子葉山丘陵の山桜(3) |
写真19: 逗子葉山丘陵の山桜(4) |
森に入り山桜を見上げるとまさに春の息吹・生命力を感じます |
写真20: 山桜と富士のある風景(1) |
桜と富士山、まさに日本を代表する春風景です |
写真21: 山桜と富士のある風景(2) |
写真22: 山桜と富士のある風景(3) |
夕景も絶景です |
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4.季節の生け花 |
写真23: 季節の生け花・・・3月中旬 |