3.6 夏の白馬三山周遊


(1)日時: 2008年7月23日〜25日

(2)概要
 同期山仲間3人で夏真っ盛りの白馬三山周遊を試みました。
 私は白馬岳登山は今回で3回目になり、久しぶりの白馬山行となります。第1回目は学生の頃で今回と同じ白馬大池側コ−スを登りました。当時は現在のJR白馬大池駅より登り始め、現在の自然園近くの早大小屋、成城大小屋に着くのに半日、そして白馬大池小屋にへとへとになってたどり着いた記憶がよみがえります。現在の自然園までゴンドラ等で労せずして行けることになるなど想像もしなかったことです。
今回の山行は日本海に台風くずれの低気圧の通過に会い、その影響で天候は不安定で稜線は常にガスに覆われ、期待していた立山や剣岳等の眺望は出来ませんでした。しかし、今年は残雪が多く、また期待通りの高山植物が多く咲き誇っており登山路で充分楽しむことが出来ました。また、絶滅を危惧されている雷鳥の親子にも3回ほど会い、順調に生き延びている姿に安堵しました。
白馬岳登頂後、今回は杓子岳、鑓ヶ岳経由で鑓温泉小屋に泊まり、猿倉におりました。このコ−スの特徴は、鑓温泉小屋で24時間温泉露天風呂が楽しめ、下山路は大きな雪渓歩きと雪渓周りに咲く多くの花々が楽しめるなど、北アルプスの特徴がよく凝縮されております。



  「コ−ス概要」
 ・第1日目
   ・天候 :午前中晴れ、午後曇から稜線は小雨まじりのガスに包まれ白馬岳山頂では全く視界利かず
   ・栂池自然園(1861m)−−−天狗原−−−乗鞍岳(2436m)−−−白馬大池山荘(2366m)−−
      −−小蓮華山(2769m)−−−三国境−−−白馬岳(2933m)−−−白馬岳頂上宿舎(2749m)泊

 ・第2日目
  ・天候 :早朝より深いガス、稜線は20〜30mの強風で視界利かず、鑓温泉側の下りでは時々晴れ
  ・白馬頂上宿舎−−−杓子岳(2812m)−−−鑓が岳(2901m)−−−分岐−−−鑓温泉小屋(2020m)泊

 .第3日目
  ・天候 : 曇
  ・鑓温泉小屋−−−小日向コル−−−猿倉(1267m)


           赤線の矢印が今回の登山ル−ト

第1日目:地図上では距離は約9kmであるが、累積標高・登り:1428m、下り541mと可成り登り降りがある

第2日、3日目:地図上では距離約10km、累積標高・登り730m、下り2208mと可成りの急降下道である
今年は区間5〜区間7の間に可成りの雪渓が残っていた




      下にスクロ−ルすると写真がご覧になれます

栂池自然園前・・早朝出発
白馬三山はガスに包まれ遠望できない
天狗原
これから目指す乗鞍岳方面
乗鞍岳山頂
雪倉岳が間近に迫る
白馬大池と白馬大池小屋
青々とした雪解け水を蓄え静かにたたずむ白馬大池・・・背景は雪倉岳(2611m)
白馬大池湖畔の花々
白馬大池周辺に咲く花々
白馬大池小屋周辺の花々
今年は残雪が多い
登山路脇に咲く花々
ガレ場に花の女王といわれる「コマクサ」が群落している
雷鳥(雌)
登山路脇に姿をみせる・・人間をあまり恐れない
雷鳥
3〜5羽程度の子供を引き連れている
登山路脇に咲く花々
登山路脇に咲く花々
登山路脇に咲く花々
冷たい露にもめげず咲き誇る「クルマユリ」
登山路脇に咲く花々
まさに百花繚乱・・ウスユキソウの仲間も見られる
ガスの合間に残雪をまとう山々が開ける
鉢ヶ岳−雪倉岳稜線方面
登山路
三国境方面目指す登山者
白馬岳はもう間近・・・山頂はガスの中
鑓ヶ岳山頂
ガスと強風の中を山頂で一休止
雪渓脇に咲く花々
雪渓脇に咲く花々
雪渓の雫
雪渓を下る
左前方は鑓温泉小屋
小さな登山者
お爺さんと元気な子供たち
鑓温泉小屋の露天風呂
雪渓を見ながら24時間入れる登山者の楽園
早朝、雲海に浮かぶ山々(鑓温泉小屋より)
妙高・戸隠山方面
早朝、霧に包まれた雪渓を下る登山者
早朝、霧に包まれた雪渓を下る登山者(2)
雪渓をトラバ−スする登山者
落石に注意しながら進む
霧の合間に見られる山々
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