3.7 白神山地・岩木山周遊

(1).日 時 : 2008年9月4日〜5日


(2).概 要
涼しい秋風が吹き始めた9月初旬、同期の仲間と津軽の山々(白神山地と岩木山)を歩いてきました。
白神山地は、青森県西部から秋田県北西部またがる広大な山地で、ブナ、ミズナラなどの多くの樹木とそこに住む鳥類や動物たちがよく原生的に保たれているため1993年に世界自然遺産に登録されました。今回は青森県側にある西目屋村の暗門の滝付近のブナ林を歩いてきました。あいにく7月の集中豪雨で一部の道が閉鎖されておりこのコ−スの最深部までは行けませんでしたが、高倉の森(一部)、津軽峠付近の巨木の道などブナ林の原生的な姿に触れることが出来ました。

また津軽平野に立つと、どこからもその端正な姿が望める秀峰・岩木山(1625m、日本百名山)へ足を伸ばし登ってきました。
岩木山(お山)は、昔からその裾野に住む地域住民が主体となる特異な山岳信仰が伝え続けられ崇められてきた山と言われています。その様子は、津軽生まれの石坂洋次郎や太宰治の小説にその山容の美しさや’お山’にまつわる習俗などよく記述されております。その津軽平野に立ち入ると、どこからも見える端正な姿、しかし方角により少しずつ山容が異なる各地域のお国自慢の’お山’が望め、その下で四季折々の変化を見て生活している地元の人たちの津軽富士への思いがいくぶんか理解できたように思います。





   * 下にスクロ−ルすると写真がご覧になれます。

白神山地散策道入り口の看板
世界遺産を示す看板が掲げられている
ブナ林の山道
9月なのに新緑のように木の葉が眩しい
散策道
道はよく整備されている
巨大ブナに圧倒される
美しい渓流
暗門の滝(第3の滝:落差26m)
この奥に第2,第1の滝があるが山道土砂崩れのため行けなかった
滝口が美しい
渓流の堰きの流れ
巨大ブナのシンボルツリ−(愛称マザ−ツリ−):津軽峠近く
400年の年輪が感じられる
津軽峠付近より岩木山(1625m)遠望
頂上部に三峰三所大権現の三峰(鳥海、岩木、巌鬼)が見れる

津軽峠より白神山地核心部の白神岳(1231m)、向白神岳(1243m)方面を望む

東北の山らしく深々とした木々が連なる
津軽峠近くの巨木の道
オオカメノキ(ムシカリ)の赤い実が秋の到来を告げる

岩木山麓の嶽温泉より望む岩木山

山容が眺める津軽地域によって可成り異なる・・・・嶽温泉からは山頂はなだらかで三峰は見られない
9合目より岩木山山頂を望む
鳥海山付近の爆裂口
山頂までは堅い岩の連続
山頂の岩木山神社奥宮
山頂の三角点
山頂より陸奥湾方面遠望
天気がよければ山頂より遠く北海道の松前崎が見える
暑さを逃れ赤とんぼの群れが山頂まで飛来していた





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