3.16 秋の尾瀬周遊
1.日 時: 2012年10月12日〜13日
2.概 要
昔の山仲間と久しぶりに秋深まる尾瀬に行ってきました。私は秋の尾瀬については思入れがあります。若い頃、まだ檜枝岐村が平家の落人の秘境といわれた頃です。アクセスが悪く檜枝岐村に泊まり、翌日”キリンテ”から”七入”に入り、そこから道行沢沿いに沼山峠から尾瀬沼へ抜ける沼田街道を使用して登るコースをとり尾瀬へ入りました(バスが沼山峠まで通るようになり最近はあまり使われていないコースです)。そのときの晩秋の道行沢沿いの紅葉の素晴らしさ、これが今でも強く印象に残っております。今回この紅葉のイメージを求め燧岳の北側を通る燧裏林道コースを選びました。
例年なら10月中旬ですと尾瀬の紅葉はほぼ終わりになる頃ですが、今年は大幅に遅れておりました。やっと10月8日頃から紅葉のエンジンがかかる7℃以下になったようで、ちょうど我々の登山時は紅葉が進みつつある時期でした。そのため日一日と秋の深まり行く尾瀬の風情を肌で感じながらの行程で、それはそれで十分秋の尾瀬を楽しむことが出来ました。
「コ−ス概要」
・第1日目:鳩待峠・・山の鼻・・(尾瀬ヶ原)・・見晴十字路(弥四郎小屋泊)
・第2日目:見晴・・温泉小屋・・平滑の滝・・三条の滝・・段吉新道分岐・・天神田代・・上田代・・御池
「コース地図」
・群馬県側の鳩待峠から福島県側の御池(檜枝岐村)へ抜けるコースです |
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「コース断面図」
・第1日目のコース断面図: 鳩待峠−−尾瀬ヶ原−−見晴間 |
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・約11kmの下りと平坦の快適なコースで、ほとんどがよく整備された木道を歩く尾瀬の代表的なコースです。 |
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・第2日目のコース断面図: 見晴−−三条の滝−−燧裏林道−−御池間 |
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・約13kmの緩やかなアップダウンがある林間コースです。豪快な三条の滝や数々の田代(池塘と草原)の中を歩く快適なコースです。 |
*下へスクロールすると写真がご覧になれます
3.写真アルバム
(1).鳩待峠・・山の鼻・・(尾瀬ヶ原)・・見晴へ
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写真1: 鳩待峠登山口 (標高1591m) |
木々が色づいており、秋の深まりを感じさせる |
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写真2: 眼前にそびえる至仏山(2228m)の山肌も色模様 |
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写真3: 木道を進む |
木々の色付きを感じながらの快適なウオーキング |
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写真4: 錦秋の彩り (1) |
鳩待峠−−山の鼻間 |
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写真5: 錦秋の彩り (2) |
鳩待峠−−山の鼻間 |
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写真6: 草紅葉も真っ盛り |
山の鼻付近 |
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写真7: 尾瀬ヶ原も秋モード |
山の鼻−−中田代間 |
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写真8: 尾瀬ヶ原を取り巻く木々も錦秋の彩り |
山の鼻−−中田代間 |
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写真9: 燧ヶ岳(2356m)を目指して |
雲間に燧ヶ岳山頂が見え隠れする |
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写真10: 瞬光の輝き |
雲間からの束の間の陽光に照らされ草木が瞬光の輝きを示す。・・・中田代付近、背景の山は燧ヶ岳 |
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写真11: 錦秋の彩ります木々 |
まさに尾瀬の秋本番である |
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写真12: 錦秋の輝き |
一瞬の陽光を浴び、そこだけが別世界のように輝き浮き出る |
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写真13: 躍り出る尾瀬の貴婦人達 |
この陽光の舞台を待ちかねたように白樺(貴婦人)林が輝き、踊り出しているようだ |
(2).見晴・・温泉小屋・・平滑の滝・・三条の滝・・天神田代・・上田代・・御池へ
・弥四郎小屋で寒さを感じ目が覚める。窓外に広がる尾瀬ヶ原を眺めると小雨に濡れ、一段と色づきが増している。遅れた今年の紅葉も日一日と色合いを増していることが感じられる。
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写真14: 小雨降る早朝の尾瀬ヶ原 |
弥四郎小屋前から至仏山方面 |
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写真15: 秋深まる尾瀬ヶ原 |
下田代付近 |
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写真16: 平滑の滝 |
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写真17: 平滑の滝(2) |
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写真18: 標識を取り巻く木々も秋の装い |
なんとも尾瀬らしい光景である・・・三条の滝展望台分岐 |
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写真19: 豪快な三条の滝 |
落差約100m、 尾瀬ヶ原や燧ヶ岳の水を集め只見川に流し込んでいる |
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写真20: 三条の滝(2) |
いつも水量が豊富である |
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写真21: 岸壁も秋の彩り |
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写真22: ブナや白樺林の燧裏林道 |
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写真23: 明るい田代が点在する燧裏林道 |
傾斜田代(湿原)が点在し、尾瀬ヶ原とは趣を異にする美しさがある |
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写真24: 田代の回りは秋モード |
田代はブナやシラビソなどに囲まれ紅葉が素晴らしい |
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写真25: 燧裏林道の秋景色 |
天気がよければ正面に燧ヶ岳が望めます。今回は天気が不安定でしたが瞬光射す変化のある錦秋絵巻が楽しめました。 |
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写真26: 燧裏林道の秋景色(2) |
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写真27: 落ち葉を踏みしめて御池(ゴール)へ |
4.むすび
秋真っ盛りの尾瀬をカメラ片手に駆け足で回ってきました。今回も怪我もなく錦秋の尾瀬を十分楽しむことが出来ました。同行してくれた仲間の皆さん、その他山小屋などお世話になりました皆さんに、感謝、感謝です。