4.10 庭の花々(8月、9月)

今年は昨年と反対で8月上旬まで天候がぐずつき冷夏でした。しかし、8月中旬以降本来の夏の天気になり、盛夏の花々が元気に咲き出し楽しませてくれました。
しかし今年は、一部の花(ヤマユリ、ヒメオオギスイセンなど)で花期がずれたものがあり、気候変動に対する花々の鋭敏さをあらためて知りました。
8月下旬〜9月にかけては、幸いにも今年は台風が上陸せず草花や果樹などは傷まずにすみました。反面降水量が少なかったために草花や庭木にとって今年は苦しい夏であったと思います。
  以下に8月、9月の庭の花々を示します

   * サムネイルの写真をクリックすると写真が拡大します。



1).盛夏の花々
曇り空が多い冷夏であっても八月の強い陽光が射すようになると盛夏に咲く花々の登場である。ノーゼンカツラ、ヒマワリ、ルトベキア、サルスベリなどが咲き始め、ムクゲ、アブチロンやムラサキサルビアなどが一層勢いを増して咲きます。この冬越冬した金魚やメダカの瓢箪池のホテイアオイも綺麗な紫花を付け夏を謳歌しているようです。
しかし今年は花期に影響が出たものがあります。ヤマユリは例年なら8月中旬まで咲くのですが今年はやや早い7月中旬あたりより咲き始め8月初旬にはほぼ咲き終わってしまいました。ヒメオオギスイセンも盛夏の花なのですが今年は少し早く咲き終わりました。今年前半の気候の影響か、昨年の夏が酷暑であったためかよく分かりませんが、花々はちょっとした気候変動にも敏感に反応しているようです。


ノーゼンカツラ ヒマワリ(中輪種) アブチロン ルトベキア
(トト)
ルトベキア
私の好きな花
の1つ、今年も
花数がすくない。
種から栽培した
もの
温帯種である
が、ここ湘南で
は1年を通して
咲き続ける。
小輪種
花付きがよく、
花期が長い
中輪種
耐寒性もある
剛健種で晩秋
まで咲く
ムラサキ
サルビア
サルスベリ ホテイアオイ
耐寒性あり、夏
から初冬まで咲

続ける
盛夏の花である 火鉢池や瓢箪
池で8月〜9月
咲く
ヒノマルムクゲ ヤエムクゲ(T) ヤエムクゲ(U) 白ムクゲ
典型的な夏花木、時々大きな剪定が必要、
韓国の国花であり、韓国ではムグンファと言い特急列車に命名さ
れている。 それほど韓国内であちこちに咲いている花でもない。

スイフヨウ(酔芙蓉)も8月〜10月初旬まで咲き続ける典型的な夏花木です。特に酔芙蓉は短い花期に咲き始めの白から時間が経つにつれピンク、赤と変わる美しい花で、私の好む花です。性質は剛健で、若木が次々と増えます。

スイフヨウ スイフヨウ(酔芙蓉) スイフヨウ
閉じてゆく、
まだ綺麗
咲き始め この頃が一番
綺麗
スイフヨウ スイフヨウに
付く虫
アメリカフヨウ
ちょっと見ぬ間
に葉が食われ
る。こんな大き
な虫がいたら
被害大きい
花は深紅でとて
も美しい



(2)宿根アサガオ
日が強くなると一層元気に咲き続けるのが琉球アサガオの流れをくむ宿根アサガオ(オ-シャンブル-)です。数年前より植えていますが毎年越冬し、今では夏から秋にかけて咲く貴重な花となっております。毎日多数のブル-の花(寒くなると赤紫味がでる)を付け楽しませてくれます。
昨年ピンク(クリスタルパール)や白の宿根アサガを買い求め咲かせましたが、園芸改良種のためか今年まで越冬しませんでした。それに比べオ-シャンブルーは野アサガオに近い剛健種で耐寒性、繁殖力抜群です。花は実を付けませんので、非常に旺盛に伸びるツル(ライナー)から節々に伸びる根を確認し、切り取り増殖が可能です。従って、伸びるライナーをそのままにしておくと雑草化する恐れもあり、適度な剪定が必要です。

宿根アサガオ(オ-シャンブルー)
今が盛りで、毎日多くの花を付ける。
繁殖力旺盛でツルが驚くほど伸びて
くる。早めに剪定しないと他の花木
などを覆いつくしてしまう。

(3).その他の花々
夏場のグランドカバーとなる草・花、玄関先を飾る花々も水切れを注意すれば元気に咲いて、楽しませてくれます。

ポーチュラカ 野生欄の仲間 斑入りギボシ カマラの仲間 コリウス
グランドカバーの草・花 鉢植え 鉢植え
種から育てたも
コリウス マンデビラ ペチュニアの仲間 クレマチス
(パテンス系)
鉢植え
種から育てたも
鉢植え
7月〜10月次々
と花が咲き、花
期が長い
玄関先を飾る鉢植えの花々 春先に多くの花
を付けました。
秋咲は花数が
少ない。


(4)家庭菜園
ベランダに春先植えた夏野菜、最後の収穫時期です。特に沖縄ゴーヤは窓辺に緑陰を作るとともに7月から9月まで自家消費には十分なほど実の収穫がありました。その新鮮な味は格別でした

沖縄ゴーヤ カラー
ピーマン
バナナ
ピーマン
7月〜9月まで多
くの収穫が出来
ました
色がとても綺麗 黄色と赤色になる


(5).果樹
今年は柿と蜜柑の当たり年です。9月末になるとかなり色づき、収穫が待ち遠しく感じます。今年も分かっていながら蜜柑の摘果をしませんでしたので、今年は多分大収穫と思います。その代わり来年はあまりならないでしょう。寒肥など肥料を十分与えることでどの程度カバーできますかね?。

次郎柿 温州蜜柑(T)
色付き始め収穫が待ち遠しい






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