4.12 庭の花々(2009年12月〜2010年1月)
12月に入り気温が下がってくると冬到来で、庭の草花がなくなり寂しくなります。主役はサツキや椿などの庭木と千両、万両の赤い実となります。この頃になると例年のごとくメジロやウグイスがやって来ます。そして庭の蜜柑を啄み始めると蜜柑収穫の時期です。今年は蜜柑とユズの大豊作です。小鳥たちにも十分お裾分けできます。
この時期、庭や玄関先の花はパンジー、ビオラ、ミニシクラメンなど耐寒性の鉢植えの花々です。そんな中、本来温帯種であるアブチロンが庭の片隅で元気に咲き続けているのは驚きです。周年咲き続けております。この逗子の地では今年は1月末迄まだ氷が張っておらず、やはり温暖化が着実に進んでいるようです。
1月の末になると沈丁花やコブシなどの庭木や球根類、種をまいた草花の花芽が日一日と大きくなり、春間近を感じます。
* 右の写真: お正月の花
*下記のサムネイルの写真をクリックすると拡大写真がご覧になれます
(1)冬の庭を彩る花木
あちこちから雪の便りが聞けるようになると冬本番です。我が家の庭も花の端境期で最も寂しい時期です。そんな中、千両、万両の実が寒さとともに一際赤味が増し庭に彩りを添えてくれます。今年はひときわ万両が元気に実を付けておりますが、反面千両はやや生育がわるいようです。これは夏の気候の影響かと思われます。
(2) 春を待つ花や木々
1月下旬の大寒をむかえると12月から咲きだした椿の花も一休みとなり、春に備えているようである。しかし、この寒さの中、コブシや沈丁花の蕾は一段と大きくなり春間近を告げている。種まきの草花もこの寒さの中着実に大きくなり蕾を膨らませ春を待っている。
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
![]() |
プリムラマラコイデス | マーガレット | 沈丁花 | 椿 | 椿(2) |
種をまいた草花も大きくなり、蕾が 膨らみ春をまっている |
日に日に蕾を 大きくしている |
1月の花数は少なく、蕾は春を待つ かのようである |
||
![]() |
||||
コブシ | ||||
コブシの毛が輝 くようになった |
(3) 鉢植えの花々
12月、1月は庭の花の端境期である。花の主役は鉢の寄せ植えの花々(パンジー、ビオラ、葉ボタン、ミニシクラメン、ストック、プリムラポリアンサなど)である。
(4) 果樹とベランダ園芸
12月に入り、メジロやヒヨドリたちが飛来し蜜柑をついばみ始めたら収穫です。今年は蜜柑もユズも当たり年(表年)で大豊作です。今年もあまり摘果せずそのままにして置いたのでやや実のなりすぎです。収穫量は温州蜜柑1(壮年木)で30kg以上、温州蜜柑2(若木)で約5kgと大豊作でした。果実はそれぞれ特徴があり、壮年木は皮柔らかく甘く、若木は小粒で皮がやや固いが味は極めて甘く実に果汁が凝縮した食感があり大変美味しく、それぞれ異なった食感を楽しみました。 今年これだけの実を付けましたので、たぶん来年は実が付かないと思います。そこで木の回復を願い、早速お礼肥の寒肥を施しました。この効果がどの程度現れるのか、今年の秋が楽しみです。
ベランダの夏野菜の収穫後、土を整え冬野菜に挑戦しました。春菊、水菜、カリフラワー、ブロッコリーなど作りやすい野菜種です。
(5) 庭に飛来する鳥たち
昨年冬場に飛来する鳥たちを観察しようとバードテーブルを作り餌付けしました。今年その鳥たちが帰ってくるかと待ち構えておりました。12月に入ると早速メジロがやって来ました。昨年のメジロか判別は出来ませんが餌台になれており、餌の蜜柑がないと催促しているようです。今年はウグイスやアオジも飛来しております。観察していると、これらの鳥たちはお互い食性が異なりうまく棲み分けしているようです
しかし。これら小鳥の中にヒヨドリのような大型鳥が入るとこの棲み分けは破壊されてしまいます。餌は食い荒らされてしまい、共生が出来ないようです。このギャングのようなヒヨドリ対策、妙案はないか思案中です。