5.8 陶芸作品群8

1.概要

陶芸を始めてから4年半になります。まだまだ技法習得中で自分のカラーが出せません。少し刺激を受けようと昨年久しぶりに韓国に行き、ソウルのサムソン美術館で高麗青磁の作品類を見学してきました。そしてあらためて高麗青磁の言いしれぬ魅力に惹かれました。今年は念願である高麗青磁に挑戦してみようと考えております。

以下はまだまだ十分な作品ではありませんが、記録のためまとめました。



    * 下にスクロールすると作品写真がご覧になれます

作品
番号
名称
80.そば?紐編み上げ籠
製法
・土:赤土
・紐編み上げ手法
・釉薬:そば釉薬ずぶ掛け
・酸化焼成
コメント
粘土紐を乾かさないようにし、上下交互に編み上げる
作品
番号

名称
81.黄瀬戸荒土大鉢
製法
・土:信楽荒土7+赤土3
・紐積み上げ方式、外壁「しのぎ」削り
・釉薬:黄瀬戸釉、一部瑠璃掛け
・酸化焼成
コメント
・大きい荒土器の豪快さを出すため外壁に削り「しのぎ」を入れている
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・乾山(けんざん)の器に挑む
尾形乾山、尾形光琳の弟で本阿弥光悦と親戚関係にある江戸元禄時代の作家、陶芸家、書家として有名、陶芸は野々村仁清に師事、
乾山自身はあまり器は作らず職人に作らせ、仕上げの絵を描いたと言われています。
その絵は大胆でのびやかであり、よく細部を見るとかなり雑であり、これならば我々でもまねできるのでは思わせるものが多い。

「参考作品」
・乾山の代表作1
銹絵染付金彩土器皿」
部分的に白泥を刷毛塗りし、素地と対比し、鉄絵の具と呉須、金彩で風情ある絵を描いた名作

・乾山の代表作2
作品
番号
名称
82.銹絵染付茶碗(乾山風)
製法
・土:信楽白土7+赤土3
・紐積み上げ手練り
・白マット刷毛塗り、ベンガラ、鬼板、色絵の具で絵付け後透明釉掛け
・酸化焼成
コメント
・大胆な絵付けが不十分
作品
番号
名称
83.銹絵染付皿(乾山風)
製法
・土:信楽白土7+赤土3
・紐積み上げ手練り
・白マット刷毛塗り、ベンガラ、鬼板、色絵の具で絵付け後透明?掛け
・酸化焼成
コメント
・真似ては見たものの、大胆さ、豪快さに欠けた深みのない作品となった。
全体のバランス感覚、絵付けの勉強不足を痛感する。

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作品
番号
名称
84.信楽絵付け皿
製法
・土:信楽白土
・手練り手法
・絵付け:転写法
・釉薬:透明釉薬
・酸化焼成
コメント
・透明?で信楽土の味を残した
作品
番号
名称
85.縄文風文様植木鉢
製法
・土:赤土5+荒土5
・紐積み上げ方式、逆さまにし底板どべ接着
・外壁縄目模様付け、口辺切削
・釉薬:土灰吹きつけ、透明釉薬
・酸化焼成
コメント
・植木鉢なので釉薬使用
作品
番号
名称
86.瀬戸黒抹茶茶碗
製法
・土:織部土(五斗蒔4,半滋土3,赤土3)
・玉作り手び練り
・釉薬:黒天目釉
・酸化焼成
コメント
・本来の瀬戸黒は「引き出し黒」?ですが、ここでは炉より急冷引き出しをしてないので黒天目?を使用
・高台部の釉薬文様の様子
作品
番号
名称
87.呉須絵付け多重皿
製法
・土:伊賀土
・たたら重ね付け
・呉須転写絵付けご透明?
・酸化焼成
コメント
・洒落た菓子皿などによいが角が割れやすく実用には不向き
作品
番号
名称
88.青磁呉須文様小鉢
製法
・土:伊賀土
・玉作り手び練り
・下絵:呉須モミジ葉吹き墨
・釉薬:青磁釉
・還元焼成
コメント
・器壁に伊賀土特有のほんのりとした赤味の御本手が現れた
作品
番号
名称
89.黄瀬戸酒器
製法
・土:赤土
・徳利:紐積み上げ方式
お猪口:玉づくり
・釉薬:黄瀬戸+わら灰?
・酸化焼成
コメント
・渋い感じの酒器セットを狙った
作品
番号
名称
90.織部酒器
製法
・土:伊賀土
・玉作り手び練り
・釉薬:織部釉+わら灰釉
・酸化焼成
コメント
・明るい感じの酒器を狙った






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