1.42 新春の展示会
−−陶芸編−−
1.概要
趣味で実施している写真と陶芸の倶楽部が毎年展覧会を実施いたします。一年に一度展覧会に仲間と出品するというのはいい意味で刺激になり、また新たな創作意欲を刺激してくれます。今年も新春早々の陶芸教室の展覧会に作品3点を出品致しました。幸い今年は天気もよく展示会場が横浜山手と言うことから観光や散歩がてらの多くの方々にお出でいただき、熱心に見ていただきました。またいろいろご感想も頂きましたので次のレベルアップにつなげていきたいと考えております。 ご来場いただいた方々にお礼申し上げます。
以下に出品の概要を記します。
2.開催場所
(1)陶芸展・・・「第5回きらく展」
・日 時: 2015年1月5日(月)〜1月7日(水)、10時〜16時30分
・場 所: 横浜山手・エリスマン邸ギャラリー(横浜市中区元町・・元町公園内)
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会場のエリスマン邸 | 開場に隣接する外人墓地、夕方の眺望がすばらしい |
* 下へスクロールすると出品作品の写真がご覧になれます
3.展覧会会場の様子
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入り口は各会員が作陶した干支の羊の展示 | 自由作品展示 |
4.出品作品
今年の私の出品テーマは、昨年に続き陶芸のライフワークでもある青磁に注目し、青磁釉薬の微妙な変化に焦点を当て、以下の三点を出品致しました。
・自己出品表題: 「青磁に魅せられて」
出品作品全3点 |
青磁3点をを出品しました |
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出品作品1 |
作品名: 「濱田庄司風流し掛け青磁大皿」 製法:・土:伊賀土、紐積み上げ手び練り法、・釉薬:赤粉流し掛け+青白磁釉薬、・還元焼成 |
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作陶者コメント ・東の民芸の達人濱田庄司風に大胆な釉薬流し掛けを使用、伊賀土に青白磁釉薬を組み合わせし、還元焼成時に生ずるほのかな赤味を呈する窯変を狙った作品です。窯変の狙いは出ているがまだ全体として力不足の感があります。 掛け流しは数秒で出来るので誰でも簡単にできそうですが、人間国宝・濱田庄司に言わせると「わしのは60年と5秒じゃ」と述べたと言います。簡単に見えるものほど奥が深いようです。 |
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出品作品2 |
作品名:「モミジ葉文様青磁中皿」 ・製法: ・土:伊賀土、紐積み上げ手び練り法、・陰刻呉須下絵+赤・黄上絵、釉薬:青白磁釉薬、・還元焼成 |
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作陶者コメント ・伊賀土に青白磁釉薬を組み合わせし、還元焼成時に生ずるほのかな赤味を呈する窯変と陰刻下絵、上絵を組み合わせた欲張った作品です。季節感は出ているが上絵の色の表色がやや不十分であること、上絵の酸化焼成が加わったためか伊賀土の窯変が少なくなったようです。改良の余地がまだ多い作品です。 |
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出品作品3 |
作品名:「陰刻呉須花文様青磁瓶」 ・製法:・土:伊賀土、紐積み上げ手び練り法、・陰刻呉須下絵、釉薬:青白磁釉薬、・還元焼成 |
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作陶者コメント ・伊賀土に青白磁釉薬を組み合わせし、還元焼成時に生ずるほのかな赤味を呈する窯変を狙った作品です。窯変の狙いは出ているがまだ全体として表色不足、力不足の感があります。 |