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5.17. 陶芸作品群15

1.概要
 2016年3月から2016年12月に作陶した作品群です。陶芸は奥が深くまだまだいろいろな手法や材料、その使い方があります。更に技法を広めるための作陶に取り組みました。下絵付け技法では呉須の吹き墨、手書き、転写、イッチンなどの技法を組み合わせた基本的なものの更なる向上に努めました。またライフワークである青磁の器に対しては引き続き陶土と釉薬の組み合わせによる窯変の妙を狙った作陶に取り組みました。
趣味の陶芸でありますので手回しろくろによる作陶が主体ですが、形状・肉厚の精度など作品の質と幅を広げるため電動ろくろを使用した作陶にも少しずつ取り組んで行こうと考えております。

2.作陶時期
    ・2016年3月~2016年12月に作陶した作品です。



  *下へスクロールすると写真がご覧になれます

作品番号名称 160.青白磁抹茶茶碗
製法 ・土:伊賀土、
・紐積み上げ手び練り法

・釉薬:青白磁釉薬
・還元焼成
コメント ・伊賀土に青白磁釉薬を組み合わせし、還元焼成時に生ずるほのかな赤味を呈する窯変を狙った作品です。
作品番号名称 160.同上作品(上部)
コメント 碗底部にほのかな赤味を帯びた表色環が綺麗に得られました。
この伊賀土の表色窯変メカニズムが自由に出来るようにするのが今後の課題です。
作品番号名称 161.青白磁輪花鉢
製法 ・土:伊賀土、
・紐積み上げ手び練り法

・釉薬:青白磁釉薬
・還元焼成
コメント ・伊賀土に青白磁釉薬を組み合わせし、還元焼成時に生ずるほのかな赤味を呈する窯変を狙った作品です。
作品番号
名称
161.同上作品(上部)
コメント 内外の碗底部にほのかな赤味を帯びた表色環が綺麗に得られました。
作品160と作品161比較
コメント 両作品とも内外の碗底部にほのかな赤味を帯びた表色環が綺麗に得られました。しかしその表色の出方は微妙に異なります。
この伊賀土の表色窯変メカニズムが自由に制御出来るようにするのが今後の課題です。
作品番号名称 162.伊羅保筒形花器
製法 ・土:信楽白、
・紐積み上げ手び練り法
壁面ヘラ彫り
・釉薬:イラボ釉薬+土灰吹き付け
・酸化焼成
コメント ・黄伊羅保と土灰秞の落ち着いた色調の花器
・土灰の発色がやや少ない
作品番号
名称
163.青白磁呉須染付扇形向付
製法 ・土:白半磁土7
・タタラ成形法
・下絵:呉須山絵
・釉薬:青白磁釉薬
・還元焼成
コメント ・古染付風の正月に使用する扇形の揃いの小皿4枚
作品番号名称 164.備前炭化酒器
製法 ・土:備前
・紐積み上げ手び練り法
・炭化還元焼成
コメント ・備前の炭化窯変を狙った作品です
・焼成サヤ箱に炭、赤貝を入れ還元焼成
・炭化独特の味を表色、但し窯変制御は難しく、まさに偶然の産物に近い
今回は表色がやや少ない
作品番号
名称
165.花形青白磁小皿
製法 ・土:白半磁土7
・タタラ成形法
・下絵:薔薇絵転写
・釉薬:青白磁釉薬ずぶ掛け
・還元焼成
コメント ・花形青白磁小皿
165.同上作品
コメント ・揃いの小皿
作品番号
名称
166.青白磁描画タタラ皿
製法 ・土:白半磁土7
・タタラ成形法
・下絵:イッチン、呉須描画
・釉薬:青白磁釉薬ずぶ掛け
・還元焼成
コメント ・白半磁7ペーストを使用しイッチン線描、この立体下絵に呉須下絵を組み合わせた。
・イッチン線描は繊細な下絵には向かないが三次元的に下絵の表現幅を広げ魅力的である
作品番号名称 167.青磁マグカップ
製法 ・土:織部土、
・電動ろくろ成形法
外壁陰刻線描
・釉薬:青磁釉薬
・還元焼成
コメント ・電動ろくろ成形技法の習得
・成形歪みは少ない
作品番号名称 168.鼠志野赤絵鉢
製法 ・土:モグサ土、
・紐積み上げ手び練り法

下絵:紅殻赤絵描画
・釉薬:透明釉薬
・還元焼成
コメント ・北斎の「神奈川沖浪裏」風の赤絵描画、
・斑点御本手も出て面白い
作品番号名称 169.白化粧モミジ葉吹き墨平皿
製法 ・土:黒土、
・紐積み上げ手び練り法
底面白化粧土塗布
下絵:モミジ葉呉須吹き墨
・釉薬:透明釉薬
・酸化焼成
コメント ・モダンな平面洋皿
・化粧土の塗布精度が悪く見栄え低下
作品番号名称 170.信楽花器
製法 ・土:信楽白、
・紐積み上げ手び練り法
下部壁面陰刻
・釉薬:壁面白マット、黒マット、下部ヒイロ吹き付け、内部・天目秞
・酸化焼成
コメント ・荒々しさと微妙な色変化のある花器
・陰刻の表現がやや不足
作品番号名称 170.同上作品
生け花使用時
作品番号名称 171.波模様青磁皿
製法 ・土:信楽白、
・タタラ成形技法
波形成形
・釉薬:青磁釉薬+瑠璃吹き付け
・還元焼成
コメント ・モダンな青磁平面皿
作品番号名称 171.同上作品皿
コメント 揃いの皿
作品番号名称 172.青磁マグカップ
製法 ・土:伊賀土、
・紐積み上げ手び練り法

・釉薬:内部・藁灰、外壁・青磁釉薬
・還元焼成
コメント ・御本手のあるマグカップ
作品番号名称 173.羅漢風仏像
製法 ・土:信楽白、
・手び練り成形技法
+陰刻線描
・釉薬:一部透明釉薬
・酸化焼成
コメント ・ざっくりと作りました
作品番号名称 174.干支・酉
製法 ・土:信楽白、
・手び練り成形技法
+陰刻線描+色絵の具
・釉薬:透明釉薬
・酸化焼成
コメント ・干支をお遊びで作りました





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