5.19. 陶芸作品群17
1.概要
2019年1月から2019年12月に作陶した作品群です。陶芸は奥が深くまだまだいろいろな手法や材料、その使い方があります。更に技法を広めるための作陶に取り組みました。下絵付け技法では呉須の吹き墨、手書き、転写、イッチンなどの技法を組み合わせた基本的なものの更なる向上に努めました。またライフワークである青磁の器に対しては引き続き陶土と釉薬の組み合わせによる窯変の妙を狙った作陶に取り組みました。
趣味の陶芸でありますので手回しろくろによる作陶が主体ですが、形状・肉厚の精度など作品の質と幅を広げるため電動ろくろを使用した作陶にも少しずつ取り組んで行こうと考えております。
2.作陶時期
・2019年1月~2019年12月の1年間に作陶した作品の中から選んだものです。
*下へスクロールすると写真がご覧になれます
1.青磁(高麗青磁、青白磁など)の作品 |
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作品185:青白磁色絵中鉢 ・土:伊賀土・紐積み上げ手び練り法、、色下絵描画、・釉薬:青白磁釉、ずぶ掛け・還元焼成 ・内外器壁にほのかな窯変色表色 |
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作品.186: 青白磁呉須染付カップ ・土:伊賀土・紐積み上げ手び練り法、、呉須下絵描画、・釉薬:青白磁釉、ずぶ掛け・還元焼成 ・内外器壁にほのかな窯変色表色 |
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作品.187: 青白磁呉須染付カップ ・土:伊賀土・紐積み上げ手び練り法、、呉須線描画、・釉薬:青白磁釉、ずぶ掛け・還元焼成 |
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作品.188: 青白磁呉須染付カップ ・土:伊賀土・紐積み上げ手び練り法、、呉須下絵描画、・釉薬:青白磁釉、ずぶ掛け・還元焼成 ・内外器壁にほのかな窯変色表色 |
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作品.189: 青白磁酒器 ・土:伊賀土・紐積み上げ手び練り法、、・釉薬:青白磁釉、ずぶ掛け・還元焼成 ・内外器壁にほのかな窯変色表色 |
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作品190:青白磁呉須染付茶碗 ・土:伊賀土・紐積み上げ手び練り法、、呉須下絵描画、・釉薬:青白磁釉、ずぶ掛け・還元焼成 ・内外器壁にほのかな窯変色表色 |
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作品191:青白磁呉須染付皿 ・土:伊賀土・紐積み上げ手び練り法、呉須下絵描画、・釉薬:青白磁釉、ずぶ掛け・還元焼成 ・内外器壁にほのかな窯変色表色 |
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作品群:伊賀土・青白磁作品群 2019年制作の青白磁作品 |
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作品192:高麗青磁陰刻茶碗 ・土:赤土・紐積み上げ手び練り法、、外壁陰刻描画、・釉薬:高麗青磁釉、ずぶ掛け・還元焼成 赤土を使用したため高麗青磁の表色が黄色青磁 |
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2.天目茶碗 |
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作品193:油滴天目茶碗 ・土:白半磁7、紐積み上げ手び練り法 ・釉薬:天目釉薬、ずぶ掛け、・酸化焼成・・結晶核生成・徐冷制御実施 今回は釉薬の改良でかなり油滴天目が得られた |
*油滴天目茶碗:中国の天目山で修行した僧がお茶の習慣と黒い茶碗を持ち帰ったことからその茶碗を天目茶碗と呼んだ。特に、金色の斑点(油滴)のあるものは油滴天目茶碗として珍重された。 |
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作品193-2:同上作品・・・青白磁呉須染付茶碗と比較 |
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3.志野の作品 |
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作品194: 紅志野抹茶茶碗 ・土:赤土、・玉作り手び練り法、外壁ベンガラ山絵描画 ・釉薬:紅志野釉薬ずぶ掛け、・還元焼成 |
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作品194-2: 同上「紅志野抹茶茶碗」の内壁茶溜まり部 |
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作品195: 紅志野長皿 ・土:赤土、・タタラ板作り法、ベンガラ下絵描画 ・釉薬:紅志野釉薬ずぶ掛け、・還元焼成 |