3.27 夏山写真紀行(2016年)
  −−八方尾根・唐松岳より白馬三山と剱岳・立山連峰を撮る−−



1.日 時: 2016年7月31日〜8月2日


2.概 要
 毎年行っている夏の北アルプス山行、今年は趣味の写真撮影を目的とした山行としました。アルプスらしい高山の展望が利き、朝夕の山並みを撮ることが出来る場所、ということから過去何回か行っている八方尾根、唐松岳周辺を選び、単独行で気ままに歩いてきました。同じようなコースでも毎回天候条件が異なっているため展開する山容を新鮮な気持ちで歩くことが出来ます。今年は天候条件がまだ不安定な中での山行でしたが、それが予期せぬ変化する山容に遭遇でき、私にとっては至福の時間とも言うべきよい写真山行を楽しむことが出来ました。
皆さんにどれだけ山の雰囲気をお伝えできるか分かりませんが以下に各行程での写真を掲載致します。


<コース概要>
  ・第1日目:八方池山荘(1850m)泊==八方稜線より撮影
 ・第2日目:八方池山荘(1850m)---八方池---丸山ケルン(2360m)---唐松岳山荘(2620m)泊==八方稜線より撮影
 ・第3日目:唐松岳山荘(2620m)−−丸山ケルン−−八方池−−八方池山荘(1850m)==早朝唐松稜線より撮影


 なお、コースの詳細資料と写真は下記の5年前の山行記録にも詳細に掲載しておりますのでご参照下さい。行程シミュレーション画像などあります。
   
 
  「 3.15 夏の唐松岳から白馬三山周遊」


 * 下へスクロールすると写真がご覧になれます


(1) 八方池山荘周辺より「アルプスの朝景・夕景を撮る」

A.八方尾根より遠望する夜明け
写真1:  夜明けを待つ山々(4時36分)
静かに夜明けを待つ妙高戸隠連山、火打山、焼山など長野・新潟の山々
参考図1:上記写真の日の出シミュレーション展望図です
写真2:  噴煙たなびく焼山
写真3: 雲海たなびく夜明け間近の北安曇野
雲海の下が白馬・栂池です
写真4:  荘厳な夜明け−−ご来光(4時57分)
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B.朝陽に染まる白馬三山と雲海色づく北安曇野
写真5: 朝陽に染まる鑓ヶ岳・・(5時2分)
端整な山容です。今年は残雪が例年より少なく、ややアクセント不足です
写真6: 朝陽に染まる白馬三山・・(5時4分)
右より 白馬岳、杓子岳、鑓ヶ岳の白馬三山
写真7: 朝陽に輝く雲海・・(5時9分)
雲海の下が北安曇野です
写真8: 刻々と朝陽に色づく雲海・・(5時14分)
写真9: 爽快! 早朝の白馬岳と杓子岳(左)・・・・(5時15分)
写真10: 爽快! 五龍岳と鹿島槍ヶ岳(左)・・(5時35分)
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C.夕焼け雲染まる白馬三山
写真11:  鑓ヶ岳夕照
写真12:  白馬三山夕照



(2).八方池山荘−−−唐松岳山荘間の風景
 八方池まではコースもよく整備されており、初心者でもまじかに白馬三山の眺望が楽しめるので人気があります。そのためツアーの観光客も多く訪れています。八方池から唐松岳頂上小屋までの登山路は急登ですがよく整備されており、花も多く楽しめるコースです。特に丸山ケルンよりの不帰ノ嶮の眺めは圧巻です。

A.後立山連峰の山々
写真13:  白馬三山遠望(第3ケルンより)
写真14:  夏雲たなびく五竜岳・鹿島槍ヶ岳
写真15:  爽快! 盛夏の八方池
写真16: 眼前に広がる峻険の山塊・不帰ノ嶮(丸山ケルン2360mにて)
写真17: 盛夏の登山路・・・ホワイトホール (丸山ケルン)
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B.八方稜線の花々
八方池から急登が続くがガスの合間に見られる花々に疲れを癒やされる
写真18:  登山路脇の花々
写真19: 登山路脇の花々(2)
写真20: 登山路脇の花々(3)
写真21: 登山路脇の花々(4)
写真22: 登山路脇の花々(5)
写真23: 登山路脇の花々(6)
写真24: 登山路脇の花々(7)
写真25: 登山路に舞う蝶
この蝶、人に纏わり付きます



(3). 光と雲と岩峰の織りなす早朝の風景(唐松岳稜線より)
唐松山荘(2620m)のある稜線は天気がよければ素晴らしい眺望が得られます。正面に剱岳の雄姿が迫り、それに続く立山三山が見られます。また、この後立山連峰の信州側と黒部・富山側では稜線を挟み天候が大きく変わることが多く、変化のある山容が見られる場合が多いです。しかし丁度登山日は天候が安定せず、雲が足早に流れ刻々変化していきます。夕景は小雨混じりのガスに包まれ視界が全く効かず撮影は断念しました。夜半星空が見られるようになり、早朝より朝景を狙いました。

A.後立山連峰の朝
写真26: 夜明けを待つ安曇野と信州の山々(4時38分)
日の出の時刻であるが怪しげな黒雲に遮られる
写真27: 夜明けを待つ五龍岳(4時41分)
静かな風景です。雲海の下は富山の黒部渓谷
写真28 夜明けを待つ白馬・不帰ノ嶮山塊
ほのかに赤らみ、雲海とガスに包まれた静穏な山容を現します
写真29: 黒雲の輝き(4時58分)
天候が不安定のようで、さながら黒猫妖怪のようです
写真30: 朝陽に輝く五龍岳(5時6分)
五龍岳独り占めです
写真31: 朝陽に輝く唐松岳(5時8分)
写真32: 竜巻のような黒雲の輝き
写真33:  朝の唐松・不帰ノ嶮山塊
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B.剱岳・立山連峰の夜明け
写真34:  静かに夜明けを待つ剱岳・立山連峰の山々(4時40分)
写真35: 朝陽に輝く北アルプスの山々
写真36: 雲間に浮かぶ剱岳・立山連峰の山々(5時14分)
朝陽に輝き、浮かび出る山容は荘厳さがあります
写真37: 雲上に輝く早朝の剱岳
端整な山容はロダンの彫刻のようです
写真38:  明け行くアルプスの山々
右側が立山連峰、中央が薬師岳、左側が黒部五郎・赤牛岳・水晶岳などの黒部川源流の山々
写真39: 信仰の山・立山山塊


4 お礼
  
今年も怪我もなく無事にアルプス写真山行を終えることが出来ました。山小屋関係者の皆さん、また特に山小屋で同室とさせて頂き、楽しい山談義など致しました奈良・生駒市の山行グループの皆さん、思いで多い楽しい時を過ごすことが出来ました。 皆さまに感謝、感謝です。

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